当院における体外受精―凍結胚移植の2023年9月の成績

上記の表は2023年の月ごとの移植件数と移植成績です。

臨床妊娠とは移植後に胎嚢が確認できた場合を指します。

表中の臨床妊娠率が黄色い月は、2021年の日本における凍結胚移植での平均妊娠率である36.9%を上回っていることを表しています。(日本産科婦人科学会、2023年8月29日https://www.jsog.or.jp/activity/art/2021_JSOG-ART.pdf

2023年9月は凍結胚移植を23件行い、臨床妊娠された方が14件(60.9%)、そのうち卒業された方が13件(56.5%)でした。女性の採卵時の平均年齢は34.8歳、男性の採卵時の平均年齢は37.4歳でした。

下記に各月の採卵時平均年齢と臨床妊娠率と卒業率のグラフを記載しています。

図1.月ごとの胚移植における平均年齢(2023)

図1では各月ごとの胚移植を行なった患者様の採卵時の平均年齢を表しています。

図2.月ごとの胚移植における臨床妊娠率(2023)

図2では各月ごとの胚移植を行なって胎嚢が確認できた割合を表しています。また、緑の線は日本産科婦人科学会より発表されている2021年の全国の凍結胚移植での臨床妊娠率を表しています(臨床妊娠率: 36.9%)。

図3.月ごとの胚移植における卒業率(2023)

図3では各月ごとの胚移植で卒業した患者様の割合を表しています。