子宮内膜着床能(ERA)検査

子宮内膜着床能(ERA)検査とは?

ERA検査は、着床しやすい胚移植の時期(受容期、着床の窓)を調べる検査です。

2014年スペインの不妊治療施設から「原因不明の反復着床障害(良質な受精卵を複数回移植しても妊娠に至らない場合)の原因として子宮内膜の受容期が一致していない」という報告が発信されました。

これは、人によって子宮内膜には受精卵が着床しやすい時期や時間があって、それぞれの適切なタイミングで移植することによって妊娠が可能になるのではないか?ということです。

ERA検査は、世界70か国、1500以上のクリニックで実施されており、検査を受けられた方の30%程に着床の窓のズレが認められています。

ERA検査は、先進医療に認められておりますので保険診療と併用して検査して頂く事が可能です。

 

<対象となる患者様>

 反復着床障害の患者様

 受精卵が極めて少ない患者様

 子宮内膜が特に問題なさそうであるにもかかわらず着床に至らない患者様

 

<ERA検査~移植までの流れ>

1 移植はしませんが、実際に薬を使用して疑似的に移植周期を開始します。
2 本来なら移植をする時期に検体(子宮内膜)を採取します。
3 次世代シーケンサーを用いて検体を検査します。
4 検査の結果に合わせて移植をします。

※採取~検査結果が出るまでに3週間ほどかかります。

 

<価格>

110,000円(税込)

 

<ERA検査でわかること>

上図のように、人によって同じ時期でも受容期のタイミング、期間の長さは異なります。

 

(A)受容期前<Pre-receptive>
採取した時期は、受容期の前であったことがわかります。
今回採取したタイミングでは早く、子宮内膜がまだ準備ができていないと考えられます。 
→ 胚移植は遅く行うほうが良い。

 

(B)受容期<Receptive>
採取した時期は、子宮内膜の受容期であったことがわかります。
→ 胚移植は、今回と同条件で行うことが良いと考えられます。

 

(C)受容期後<Post-Receptive>
採取したタイミングは、需要期を過ぎた後だとわかります。
今回採取したタイミングでは、子宮内膜は既に受容期が過ぎていると考えられます。
→ 胚移植は早く行うほうが良い(実際には時期をずらして再生検)