エンブリオスコープについて

当クリニックでは、理想的な環境を保てる培養器 Embryo Scope (エンブリオスコープ)を使用して胚を培養しております。

このエンブリオスコープは

①胚の培養中に胚をインキュベーター外の環境に出す必要性がありません。
 細胞に障害が起こりにくい波長を用いて受精や分割の確認を写真および動画で観察することができます

②インキュベーター外の環境に暴露させないので、一定の培養環境で培養することができ、

・胚の観察時にダメージがありません。
・温度は、母体と同程度の37で保たれています。
・酸素5% 二酸化炭素5% 窒素90%を保ちます。

これにより胚への環境変化のストレスを無くすことができるため、胚盤胞率の向上が期待できます。

③写真と動画で撮影しているため、時間をさかのぼり異常な分割や前核の形成を観察することが出来き、異常を発見できます

④個別培養のため胚の分割、胚盤胞への発生を個別に追跡することができます。

受精卵を外に出すこと無く培養することができるため、光、温度差、pHの変動によるストレスを受けることがありません。
よって、現在存在する培養器で最も優れていると考えられ、妊娠率の向上も期待されています。
当クリニックでは、2台導入し全ての患者様の卵をこのエンブリオスコープで培養しております。