AMH検査の重要性について

AMH検査の重要性

【卵子の数は決まっている】

女性は、胎児としてお母さんのお腹にいる5ヶ月の時に一番多くの卵子のモトを持っていて、その頃には700万個程となっていますが、これをピークに減り続けていきます。
その後、生まれてきた頃には既に100万個~200万個の間くらいになっています。

この卵子のモトは、生まれてから生理を迎える時までの間は一旦眠ってしまいます
そして生理を迎える時期に目覚めます、その時にはもうおおよそ10万~30万個までに減っています。
最終的に閉経を迎えたころには1000個以下となっています。

 

【AMHについて】

1回の排卵に卵子1個と勘違いされがちなのですが、実は1回の排卵で1000個程の卵子のモトが、消失・吸収されています。
(卵子は一生でも400個程しか排卵にいたりません、99.9%の卵子は使われずに終わってしまうのです。)

排卵に向けて、卵子のモトが目覚めて発育します、この時に放出されるホルモンがAMHです。
(*AMHとはアンチミューラリアンホルモン・抗ミュラー管ホルモンの略称)

AMHの数値が高くても低くても卵子の質にはまったく関係ありません。
簡潔に言ってしまうと、卵子の在庫がたくさんあるのか?、少ないのか?という数値です。

ただし、年齢が若くAMH値が高ければ良いかというと、そうとも言えないので油断禁物です。

AMH値が4.0~5.0ng/ml以上ある場合は、多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)(PCOS)が疑われます。
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵がうまくできず、卵巣内に多数の卵胞がたまっていき、月経異常(生理不順)や不妊の原因となってしまいます。

卵巣では新たに卵子は作られておらず、生まれる前に作られた卵子が保存されているだけです。
したがって卵子はどんどん消滅して数が減少するとともに、年齢とともに卵子も老化します。

40歳くらいからは月経が規則的にあっても排卵がないこともあり、45歳くらいからは排卵もほとんどなくなります。
閉経が近くなると卵巣に残っている卵子のモトは1000個程だと言われています。

 

【AMH値を知る大切さ】

卵子の質は、その古さ、年齢の影響を直接受け、卵子の数も年齢とともにどんどん減少します。
卵子の数は閉経まで少しずつ減っていくわけではありません。
年齢が上がるにつれて卵子が減るスピードに拍車がかかってくるからです。
その数は年齢以上に個人差が大きく、いざ子供が欲しいと思った時に卵子が少ないという事がおきてしまいます。

卵巣の予備能は、今までのホルモン検査ではよくわかりませんでした。
AMHはその指標であり、また他のホルモンと違い、月経周期のいつでも血液検査ができます。

血液検査でAMH値を調べ、卵巣に残されている卵胞数を予測します。

卵胞数は年齢を追うごとに低下しますが、その低加速度については個人差が大きいようです。
年齢ごとの正常値はなく平均値や中央値から年齢相応かどうかをみます。

AMH値で正しい自分の身体状態を知ることで一人一人に合った適切な治療選択、ライフプラン設計を行う事ができます。

 

静岡県沼津市宮前町12-11
いながきレディースクリニック